◆日本の神々の世界(八百万の神々)と神祭り

スサノヲ(スサノオ)

2012年01月11日 16:54



■日本の神々の世界(八百万の神々)と神祭り、太古の息吹・「カミ」と感応し、忘我の境地へ

 太古より日本人は、豊作を祝い大漁を寿ぎ「カミ」に感謝し、またその次の年もよき年であるよう祈願する「神祭り」を行ってきました。

 「神 祭り」は、時には熱 狂的な非日常的空間を出現させます。聖なる山奥の神社の漆黒の闇、何処からこんなに集まったのか境内は氏子で埋め尽くされます。松明の火が燈され、炎はメ ラメラと上空へ舞いあがり、暗闇の天空を真っ赤に染めます。炎は人を陶然とさせ、次第に氏子たちの顔は紅潮、心臓の鼓動が高鳴ります。

 すると、祭りの興奮は最高潮に高まり、氏子たちの体から湧き出た凄まじいエネルギーは、太古の息吹・「カミ」と感応し、忘我の境地へと導きます。

 そこには個人という意識は希薄で、すべては一つであり、こうした体験を共有することにより、人々は「カミ」と共にいることと氏子としての絆を再認識します。 祭りとは太古より、「カミ」を通じて人間を癒し、共同体を維持させてきた、壮大で強力な舞台装置であったのです。

スサノヲ(スサノオ)

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◆2012年 古事記編纂1300年記念

「なにごとの おわしますかは 知らねども かたじけなさに なみだこぼるる」

この言葉は、仏僧であった西行法師が伊勢神宮を参拝した際に詠んだとされる歌である。
自然崇拝を起源とする日本の神々は、目には見えない。

しかし八百万の神々は、神話の時代から今日に至るまで、時代とともに変化しながらも、さまざまな思想や宗教と宗教などと習合しながら、常に日本人の心に生き続けてきた。

2012年、現存する中では最古の歴史書「古事記(こじき・ふることぶみ)」が1300年を迎える。この「古事記」という書物には「国土の誕生につ いて」「日本の神々について」「日本の歴史について」、「日本」と「日本人」のこの国のすべてのことが古代の人々の感性で語られている。

また、日本全国の神社で祀られてる「アマテラス」「スサノヲ」「オオクヌシ」などの神々の物語である「天の岩屋戸開き」「八岐大蛇退治」「稲葉の素兎」などがいきいきと描かれているのだ。

古代の人々が心に描いた世界観である「八百万の神々が今も生きる日の本の国の神々のものがたり」を知ることで、今一度「日本」と「日本人」のことを真剣に考えてみよう。いや、エンターテイメントとしても大変に面白い物語だ。この記念すべき年を機会に、ぜひ読んでみよう。

スサノヲ (スサノオ)


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